780枚が連なる「稲倉の棚田」とフルーツ狩り
約6～7時間
2016年、NHK大河ドラマ「真田丸」の舞台として、一躍脚光を浴びた信州・上田。真田家の居城でもあった上田城が、いまも観光の中心地となっていますが、昨今は農業資産も新たな観光資源になりつつあります。とりわけ、話題となっているのが、上田盆地の北部、殿城地区にある「稲倉の棚田」です。
一時は荒廃が進んでいた稲倉の棚田ですが、日本の棚田百選の認定を期に、関係者からなる保全委員会を組織し、今ではスタッフが常駐して管理を行っています。なかでも都会の人向けの棚田のオーナー制度が好評で、募集枠がすぐに埋まってしまうという人気ぶりですが、そこには、綺麗な水で育まれ、仕上げられるお米が格別に旨いという理由があります。
現在は、新たな取組として、市内の酒蔵である「岡崎酒造」にて、棚田米を材料とした日本酒を製造しています。
なお、このコースにおいては、直売所でのおみやげ購入はまず午前中に済ませるのがおすすめ。というのも、地元の人にも大変人気があり、夕方にはめぼしい商品がなくなってしまうのだといいます。なお、買った商品は閉店前まで預かってくれるという嬉しいサービスもあります。
上田菅平IC
フルーツ狩り
上田菅平IC
SPOT
うえだ食彩館ゆとりの里
上田菅平ICのすぐそばにあり、上田市が「地産地消」を推進するためのモデルとして建てた直売所で、地元でとれた旬の野菜、果物、キノコ、米、花などを販売しています。地元の人がこぞって買いに来る人気の施設で、午前中には売り切れが続出するほどです。
隣には食品加工施設もあるため、地元産の農産物を使った地元女性による手作りのおやきが直売所で買えます。また、地元の食材を使った「食事処 しなの木」もあり、そば・すいとんなどが安く食べられます。
菅平ダム
かんがい、上水道及び発電のため、長野県、上田市、長野県神川沿岸土地改良区が共同事業者となって建設した利水ダムです。ダムに蓄えられた用水は、神川から取水する15の堰を経て約1,300haの農地を潤し、水不足に悩まされていた農地の生産性は、飛躍的に向上しました。また、河川の流況が安定したことで農業以外にも計り知れない恩恵をもたらしています。
係員が対応できる場合は、ダム見学ができますので、事務所を訪ねその旨を係員にお申し出ください。
ダムカードがもらえます。
稲倉の棚田
稲倉川沿いの標高640～900mに780枚以上の棚田が連なり、よく管理された田んぼと石積みの美しさに人々の営みを感じます。四季折々の色彩や眼下に広がる箱庭のような上田市街、遠方に望む八ヶ岳、美ヶ原、北アルプスの山々は感動的な景観を織りなしています。はぜかけ米や棚田米日本酒の販売とともに、小中学生による農作業体験、棚田オーナー制度などの体験メニューのほか、案山子まつり、ほたる火まつりなどの観光イベントや、「棚田アドベンチャーガイドonバモス」、「田起しCAMPING」など、とてもユニークなイベントも開催されています。
岡崎酒造
岡崎酒造の信州亀齢（きれい）は、長野県上田市で、寛文5年（1665年）より菅平水系の水で地酒を造り続けています。今も伝統的な手法を使い、芳醇高雅な酒を醸しています。小さい蔵の特性を活かし、昔ながらの手造りで、信州の米と水と自然を大切にし、酒米には、長野県産の美山錦・ひとごこちを使用しています。
稲倉の棚田で酒米「ひとごこち」を自ら栽培しています。低農薬・低化学肥料でつくられた「信州亀齢 稲倉の棚田産ひとごこち純米吟醸」は、信州の自然の恵みと、キレの良い味が楽しめます。
上田城
大河ドラマ「真田丸」で有名になった上田城は、天正11年（1583年）真田昌幸が築城した平城で、徳川の大軍を二度にわたり退けた“難攻不落”の名城です。数ある城郭の中で二度もの実戦経験を持ち、輝かしい戦果をあげた城は全国的にも例がありません。
春の千本桜まつりが人気で4月中旬には周囲一体が約1,000本の桜に包まれます。
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